G7首脳会議に参加後、インタビューに応じるサカナAIの伊藤錬社長==2026年6月17日、スイス・ジュネーブ、西尾邦明撮影

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フランス東部エビアンで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、AI(人工知能)企業トップらを交えた会合も開かれた。米国のアンソロピックやオープンAIの最高経営責任者らと並び、日本から参加したスタートアップ「サカナAI」の伊藤錬社長に、会議の意義や日本の産業がAIをどう生かすべきかを聞いた。 ――会議に実際に参加してどうでしたか。 「これまでとは違う扉が開いたと感じました。これまでAIは、安心・安全や産業政策の観点から議論されてきましたが、今回は新たに、安全保障政策の要としてのAIに焦点があたりました」 「米国政府が最先端モデルの提供を輸出管理で止めたのも、まさにその文脈です。私は民主主義や法の支配といった価値観や、安全保障上の利益を共有するG7だからこそ、最先端AIで連携する意義があると会議を通じて感じました」 ――しかし、G7は今回、AIの共同声明は出せませんでした。重要な技術を握る米国との温度差も感じます。首脳らとはどんな議論があったのですか。 「他の出席者の発言はルール…