太平島の周辺海域に入った中国公船=台湾の海巡署提供

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台湾の海巡署(海上保安庁に相当)は11日、台湾が実効支配する南シナ海の太平島の周辺で、台湾側が設定した「禁止水域」に中国公船2隻が入ったと発表した。太平島周辺の「禁止水域」への中国公船の進入は初めてで、海巡署は「最も厳しい非難」を表明した。 海巡署の発表によると、中国公船2隻は11日午前8時半(日本時間同9時半)ごろから約15分間にわたり、「禁止水域」を含む台湾側が中国船の航行を制限する海域にとどまった。海巡署の船が並走して退去命令を行ったが、中国公船は2度にわたり急な進路変更を行うなどしたという。 太平島は台湾本島から南西約1600キロの南沙諸島に位置する。中国は南シナ海のほぼ全域で「管轄権」を主張している。 中国は日本とフィリピンが海洋境界の画定に向けた交渉開始に合意したことを受け、台湾東側の海域でも6月にパトロールや取り締まりを実施して「管轄権」を主張した。