ごみ捨て場だった湿地がエコパークに ネイチャーポジティブの実践コロンビア北部バランキージャ=編集委員・香取啓介印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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地域開発や防災機能の向上を進めながら、生態系を回復させる。コロンビア北部、カリブ海に面する港湾都市バランキージャは、近年「ネイチャーポジティブ」を掲げた都市開発で国際的な注目を集めている。その象徴が、市街地の縁に広がるマヨルキン湿地を再生したエコパークだ。コロンビア・バランキージャの都市づくり 木製の遊歩道の上を、マングローブ林の奥へ歩く。「ゲームをしましょう。カニが何匹いるか数えてみませんか」。案内役を務めた都市開発公社「プエルタ・デ・オロ」のクリスティーナ・マトスさんが湿地を指さした。大きなはさみをかざしたシオマネキが数十匹はいただろうか。脇ではシロトキが赤いくちばしでえさをついばんでいた。 そばを通る幹線道路の車の音が遠のき、鳥のさえずりが広がる。ここが人口220万の都市だということを忘れる。月に一度は訪れるというマイラ・ドゥケさん(41)は「前は荒れていた湿地が緑に覆われ、生きものにあふれているのを見ると誇らしい」と話す。 マヨルキン湿地はカリブ海にマグダレナ川が流れ込む河口にある。1980年代以降、都市化と違法伐採により約400ヘクタールのマングローブが失われ、ごみの不法投棄や都市排水の流入により汚染が広がっていた。洪水の緩和や沿岸防護といった湿地本来の機能も弱まっていた。「市民の9割以上が湿地があることすら知らなかった」とハイメ・プマレホ元市長は2023年のイベントで振り返った。元市長「自然に恋する場所を」 バランキージャ市はこの現状…この記事は有料記事です。残り1459文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人香取啓介編集委員専門・関心分野環境・エネルギー、テクノロジー、科学政策、国際関係関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







