香りの正体は「刑務所カレー」とコーヒー 被害者と刑務所が交わる場有元愛美子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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昼時には食欲をかき立てるカレーの香りが漂い、夕方にはコーヒーの芳しい香りで会場が満たされる。その一角には、犯罪で命を奪われた人たちの写真や、遺族の言葉を載せたパネルが並ぶ。 「いつもの一杯から、社会を見つめるきっかけを。」を掲げ、被害者支援や再犯防止について考えるイベント「Coffee aid Day」が7日、CAFE&HALL ours(東京都品川区)で開かれた。 このイベントの特徴は、コーヒーを入り口に、犯罪を取り巻くさまざまな立場の人たちが集まったこと。犯罪被害者の遺族や、刑務所、拘置所、犯罪被害者支援センターの職員らが集まり、それぞれの現場の状況を伝え、思いを話し合った。被害者や刑務所関係者が共に関わるこうしたイベントは珍しいという。 主催したNPO法人「Coffee aid 2021」の深迫祥子さん(57)は「被害者も警察も刑務所も、みんな思いは一緒。犯罪をなくしたいと願っている」。 コーヒーの販売やハンドドリップ大会といった親しみやすい企画がある一方で、会場には、遺族の思いや被害者支援の活動、刑務所などでの取り組みを紹介するパネルも展示された。 トークセッションでは、「食と更生」がテーマになった。会場では、刑務所で提供されているレシピを参考にしたカレーが販売された。来場者は味わいながら、その背景にある話に耳を傾けた。 西岡慎介・府中刑務所長は「刑務所に入って、飯がうまい、まずいというのは反省してないじゃないかっていうのは確かにおっしゃる通りかもしれません。ただ、まずい食事で生活をさせておくと、結局心がすさみ、外に出てからも、やけになって重大な犯罪に手を染めるケースが起きてしまう。食事でベースを整えることで、結果として新しい被害者が生まれないことにつながっていくと思っています」と話した。 イベントに訪れた会社員の大…この記事は有料記事です。残り269文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人有元愛美子映像報道部専門・関心分野写真・映像、矯正教育関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






