ストーリーおさむカフェ今日も開店 熊本豪雨で散り散りになった住民、絆つむぐ今村建二印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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「味はどうやろか」 「いい感じで苦みがあって、おいしかよ」 7月4日、熊本県球磨村神瀬(こうのせ)地区のコミュニティセンターこうのせ。追悼法要の会場の片隅で、上蔀(うわしとみ)修さん(70)がコーヒーをふるまっていた。 地域の集まりで上蔀さんがコーヒーを入れるのは、日常の光景。 それが高じて、地区内に交流施設「みんなの家」が完成すると、今年の春から月に2回の「おさむカフェ」を「開店」させた。 お金はとらず、カウンターに置いた貯金箱に、おのおのが「気持ち」を払っていく。お菓子やおにぎり、漬物を持ち寄り、みんなで談笑する。たわいのない世間話もやがて、地域のあしたの議論につながる。 「みんなが気楽に話ができる場があれば、と思って」 ◇ 高校時代、通学していた八代市内で、学校に内緒で喫茶店のバイトを始めた。 店主に気に入られて、コーヒーを豆からひいてドリップするやり方を教わった。お湯の温度は80~90度が目安。沸騰して10分ぐらい置くのが「おさむ流」だ。 長らく家でたしなむ程度だった。人のために入れるようになったのは、2020年7月4日の熊本豪雨の後からだ。 6年前の被災当時、地区の班…この記事は有料記事です。残り477文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人今村建二水俣支局長|水俣病・環境担当専門・関心分野地方政治、環境関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする