インタビュー秩序壊し「プレデター」と化した米国 藤原帰一さんが語る国連と世界聞き手・伊東和貴 喜田尚印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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国連は1945年、国際の平和と安全の維持を主要な目的の一つとして設立されました。その理想と秩序は、ロシア、米国という大国が起こした戦争により、大きく揺らいでいます。世界は「帝国」が勢力圏を拡大する時代に戻ってしまったのか。国際秩序は消え去るのか。順天堂大学の藤原帰一特任教授に聞きました。国連の存在揺さぶる米国 80年前、トルーマンが体育館で発した警告【連載】帝国の幻影 壊れゆく世界秩序 ――国連に象徴される国際協調を基軸とした国際秩序は、もう壊れてしまったのでしょうか。 国際秩序が壊れるのは世界戦争が起きたときです。まだ崩壊していないと言うべきです。 米ソ冷戦終結後の約10年間、ソ連が国連安全保障理事会で拒否権を行使しなくなることで、法の支配に基づいた安全保障が実現し、地球環境問題などについても国際協調が進むという願望が語られました。国連の役割も拡大しました。 転機は、米国による2003年のイラク戦争でした。安保理の(武力行使を明確に容認する)決議はなく、多国籍軍の活動も明らかに国連から外れたものでした。 そして今、ロシアのウクライナ侵攻と米国のイラン攻撃という安保理常任理事国による二つの侵略戦争が起きています。 大国が戦争を始めれば、国際関係は一挙に不安定化します。皮肉にも、米国とソ連の核抑止に頼っていた冷戦時代の方がはるかに安定していました。今は(ロシアの核による脅しや中国の核軍拡などで)核をめぐる状況も安定していません。外国を恐喝し略奪する米大統領 ――米国は過去にも国連を軽視する行動をしてきました。今の米国はどう違うのでしょうか。 米国が最初にリベラルな国際…この記事は有料記事です。残り2324文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人伊東和貴国際報道部次長専門・関心分野国際政治、教育、ロック音楽関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






