インタビュー編集委員・岡崎明子 益田暢子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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仮面夫婦 別れぬ理由(4) 家庭ではほとんど会話がないのに、人前では仲のいい夫婦を装う――。そうした関係は「仮面夫婦」にあたる可能性があります。なぜ愛情がないと感じながらも、別れないのか。ポジティブ心理学を専門とする東京成徳大学の石村郁夫准教授に聞きました。 ――そもそも仮面夫婦とは? 仮面夫婦をテーマに研究を行い、論文をまとめました。「対外的には仲のいい夫婦を演じているが、家庭内での雰囲気は冷め切っている。また夫婦間では会話がない、または必要最低限であり、お互いに関心を示さない」状態と定義しました。つまり、外では円満、家では無関心という関係です。「また誰かと恋したい」 仮面夫婦は子どものため、48歳妻の本音 この定義で本当に合っているのか、仮面夫婦の特徴を測定する指標も開発しました=末尾参照。 ――「演じている」というところが特徴ですね。 夫婦関係という社会的な契約を続けながらも、家の中ではほとんど会話せず、業務連絡ぐらいしかしない。「離婚によって生活や立場が大幅に不利にならないなら、本当は別れたいと思っている夫婦」と言い換えることもできるでしょう。 ――なぜそこまで関係が冷え切っているのに、別れないのでしょう。 夫婦双方ともに、離婚しないことに現実的なメリットがあるからです。 たとえば男性にとっては家事や育児の分担です。現状では家事や育児は女性に偏りがちで、離婚すれば、男性もかなりの負担を一人で引き受けることになります。 女性にとっては、経済的な不安も大きいです。シングルマザーの貧困問題や世間体など、いろいろなデメリットがあります。日本では離婚のコストが高いので、つらくても現状を維持するという方向に向かいがちです。 ――どういう夫婦が仮面夫婦になりやすいと言えますか。 大きな出来事がきっかけとい…この記事は有料記事です。残り1498文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人岡崎明子編集委員|イチ推しストーリー編集長専門・関心分野医療、生きづらさ、ジェンダー、働き方益田暢子デジタル企画報道部専門・関心分野教育、語学、ジェンダー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする