Royal Copenhagen 1981 Annual Plate © Fiskars Denmark (Vita) A/S
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第3章 シスターフッド その1野口麻衣子は、ライングループで着床前診断について「患者が声をあげる」必要性を示唆する投稿を目にする。長男が網膜芽細胞腫をうけつぎ苦悩している木瀬真紀の投稿だった。 七誠の苦しい国立がん研究センターでの「眼動注」のさなか、野口麻衣子はグループラインに投稿された同じ境遇の母親の書き込みに釘付けになった。 網膜芽細胞腫は年間の患者発生数が70人~80人の希少がんのため、自分以外に同じ病気の人に会うことはない。 それが、七誠に網膜芽細胞腫が遺伝していることがわかり、国立がん研究センターに通うようになってから、初めて自分以外の元患者たちに会うことになる。 わが子を網膜芽細胞腫の治療に通わせる親たちが、2015年ころから情報交換のためにライングループをつくっていた。それに野口も加わっていた。 それは2017年9月21日…






