森田先生の「も」が言えず、成績あきらめた 悩みを共有、広がる交流宮坂奈津印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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話し言葉がなめらかに出てこないがゆえに、学校や仕事で「自分」を出せずにきた――。そんな吃音(きつおん)の悩みをはき出せる若者の自助グループが、全国に広がっている。年に1度の全国交流会が7月、大阪で開かれる。 吃音は、話し始めようとするときに言葉が出なかったり、「お、お……」と最初の音を繰り返したりする発話障害の一つ。国立障害者リハビリテーションセンターによると、言語によらず100人に1人弱が抱え、その8割は生まれ持ったものとされる。 「面接が怖い。自己紹介いつもどうしてる?」「インターホンの難易度、高くないですか?」「それ、めっちゃわかります!」 5月中旬の週末、大阪市内のレンタルルームの一室で、自助グループ「うぃーすた関西」の定例会があった。学生や社会人の12人が参加し、吃音で最近困ったことや就職活動の壁をどう乗り越えたかを話し合った。 初めて参加した大阪府高槻市の大学生の女性(21)は、言葉の最初の音を出しづらい「難発」を抱える。かけ声が苦手で、高校時代はバレー部のキャプテンになるのをあきらめたという。「自分だけじゃないと思えるのがうれしい。また来たい」という。 児童福祉関係の事務職として働く兵庫県姫路市の男性(30)は3回目の参加だ。固定電話に出るのが苦手だが、職場では吃音で困っていると言い出しにくい。「ここは悩みをはき出せて、安心できる」という。 うぃーすた関西副代表の小山千里(ちさと)さん(20)も、当事者の1人だ。 1歳のころから症状があったという。小学3年のころに自分のしゃべり方が周りと違うことに気づき、小学5年で自分が「吃音」と知った。 もともと、人と話すのが好き。小学校では学級委員を務め、授業でも積極的に発言するほうだった。友人に「なんでそんなしゃべり方なん?」と言われても、冗談ぽく笑ってやり過ごせていた。 思春期になると周囲の目が気…この記事は有料記事です。残り914文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人宮坂奈津ネットワーク報道本部専門・関心分野民主主義、北欧関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする