先生が掲げた「√回復」 能登の中学生が被災経験を言葉にする理由上田真由美印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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体験を減災へ――。能登半島地震を経験した中学生が、そんな目標を掲げた語り部活動に取り組んでいる。自分に何が起きたのかを整理し、言葉にする。見守る教諭は平方根の記号になぞらえ、まちの「√(ルート)回復」を目指すという。 「体感で2~3分ほど揺れていて、地震や津波の警報で頭がパニックになりました」 「初めて崩れた家を見たとき、復興できるか不安になりました」 「みんなに感謝を言える人になりたいと思って過ごしています。支援してくれた人たちに感謝しています」 石川県の輪島市立輪島中学校の2年生5人が、発災当時の写真を示しながら言葉を紡ぐ。 金沢市役所の応接室で4月末、村山卓市長や市議らに、2024年元日の記憶やそれからの歩みを伝えた。 同じ石川県内でも、車で2時間ほどかかる輪島と金沢では被災の状況が違う。断水で避難所のトイレが使えず、空腹でも食べるのを我慢したことや、家族を亡くした知り合いに声をかけ続けたことなどを説明した。 輪島中の新甫(しんぼ)結衣さん(14)は「この地震を知らない人や、これから生まれてくる次の世代にも知ってほしい」。川口想(そう)さん(13)はいまは人が減って活気がないけど、『語り部』をきっかけに人に来てもらい、輪島が活発になってほしい」と話した。 輪島中の2年生約80人は総合的な学習の時間を使い、震災の経験や教訓を伝える活動に25年度から取り組んできた。この日は金沢市役所のほか企業など計11カ所を訪ねた。「真に受けていいのか」 中心となる鳥井芳一教諭(5…この記事は有料記事です。残り724文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人上田真由美金沢総局|能登駐在専門・関心分野民主主義、人口減少、日記など市井の記録を残す営み関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする










