ストーリー2026年7月22日 18時30分斎藤健一郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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東日本大震災の被災地から富士山に挑戦した高校生全員が22日、山頂に立った。震災翌年に登山家の故・田部井淳子さんが始めた「東北の高校生の富士登山」(田部井淳子基金主催、朝日新聞社など後援)は、田部井さんが亡くなって10年の節目に、高校生らが遺志を受け継ぎ登頂を果たした。東北の高校生が富士山登頂 田部井淳子さん遺志継ぎ、今年で15年目 世界で初めて女性としてエベレスト登頂を果たした田部井さんが「震災復興を担う若者に自信と勇気を持ってもらいたい」と呼びかけて、2012年から実施されている。発災から15年となった今回は、福島や宮城、秋田、山形から計77人が富士山をめざした。 高校生たちは前日に静岡県側から富士山に入り、標高約2500メートルの6合目にある山小屋で一夜を過ごした。22日午前3時ごろに山小屋を出発。ヘッドライトで周囲を照らしながら暗い山道を進んだ。登山ガイドや山岳医ら27人が同行し、高校生の挑戦を支えた。 この日は天候にも恵まれ、雲海を眼下に見ながらの登山になった。 だが、宮城第一高(仙台市)の川村碧(あおい)さん(17)は、標高3千メートルあたりから息苦しさを感じ始めた。 「これまでに経験のない高さで、経験したことのない症状が出て、とても不安になりました」 医師らのケアを受けながら一歩ずつ歩みを進め、午前10時ごろに山頂に到着した。「いまは達成感でいっぱいです。助けてくれたみなさんのおかげです」と笑顔を見せた。 プロジェクトは東北の高校生1千人を富士山に登らせることを目標に掲げ、田部井さんが亡くなってからも全国からの寄付や協賛に支えられながら続いている。これまで富士山に登った高校生は累計で900人を超えた。 この日は田部井さんの夫、政伸さん(84)も標高3千メートル地点付近まで登り、高校生を応援した。 田部井さんの遺志を継ぎ、プロジェクトリーダーを務める長男の進也さん(47)は「母が亡くなって10年の節目の年。多くの人の支援と協力でここまで続けてこられました。全員が無事に登頂できて安心しています」と涙を見せた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人斎藤健一郎甲府総局|専任記者専門・関心分野省エネ、環境、エネルギー、旅関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






