ストーリー「なんでこんな苦労を」 結婚相手の家業を継いだ経営者のモヤモヤ諏訪和仁印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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「後継ぎがいないのは、しんどい」 そんな義父の言葉に、「力になれたら」と思った。 神戸市の男性(41)が妻の実家が営む会社に入ったのは、結婚して2年ほどたったころだった。 大阪の中心街で江戸時代から続く老舗。世の移り変わりに合わせて扱う商品を変え、時代を乗り越えてきた。 大学で知り合った妻の実家が自営業だということは、結婚する直前に分かってはいた。 それでも経営状態は知らなかったし、継いでほしいと言われたこともなかった。 だが、義父の寂しそうな姿を見ると、歴史を途絶えさせることに引け目を感じた。 勤め先を辞めて会社に入ると、経営は厳しかった。商売のやり方も、今の時代に合っていないように思えた。 それは逆に、立て直すチャンスにも見えた。 「できていないことがたくさんあるってことは、そこは伸びしろなので、整えていったら伸びるんじゃないかと考えたんです」 しかし待っていたのは、思っていた以上にストレスの多い日々だ。 よかれと思って新しいことに取り組んでも、義父とぶつかることが少なくなかった。 扱っている商品は、ネット販売で買えるようになっていた。だったら「なぜ私たちから買っていただけるのか」をつきつめて、企業への提案型の営業に力を入れるべきだと考えた。 ところが、義父には義父の考えがあり、すんなりとはいかない。 男性は言う。「義父も、内心…この記事は有料記事です。残り1851文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






