インタビューニトリ会長「値上げしない」宣言、物価高でもこだわる価格維持の理由聞き手・山口博敬印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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「デフレの勝ち組」の代表格だった家具大手のニトリ。物価高が進むインフレ時代にあっても、似鳥昭雄・ニトリホールディングス会長は朝日新聞の取材に「値上げはしない」と宣言した。どう実現するのか、「お、ねだん以上。」を続ける未来像を聞いた。【関連インタビューはこちら】味の素社長「値上げ、賃上げ、経済活性化」を目指して ――2025年3月期決算は減益と、好業績にブレーキがかかっています。「お、ねだん以上。」の限界が近いのでは。 「減益の理由は明確で、商品開発の遅れが響いた。棚の3割以上は新商品を並べなくてはいけないのにできなかった。お客さんに新鮮さを感じてもらえなかった」 「コロナ禍の後、リモートの仕事が便利になった。本来なら海外まで出向いて価格や商品開発を交渉相談をするべきなのに、その出張数が必要な数の半分以下になっていたことがある」 ――対面交渉が減ることが、商品開発や価格設定にどう影響するのですか。 「ニトリは創業時から、他の企業が行かないところまで直接出向いて原材料の調達先や製造委託先を探し出してきた。価格交渉も現地で現物を見て粘り強くしてきた。商社や代理店任せにすると、誰かが値上げをしたら付き合わなくてはいけなくなる。この交渉はリモート文化では不可能だ」 ――ニトリでは値上げはしないのですか。 「値上げはしない。むしろ、来年からは値下げをしていきたい」「どこが『お、ねだん以上。』だよと避けられる」 ――このインフレの時代に…この記事は有料記事です。残り1058文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする