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それはあなたの意見か、AI(人工知能)の意見か――。文章作成を助けるAIが、社会問題へのユーザーの意見を無自覚のうちに変えてしまう可能性があることを、米コーネル大などの研究チームが明らかにした。日常的に使うAIツールが、意見を操作する強力な手段になるかもしれない。 論文が米科学誌サイエンス・アドバンシズに載った(https://doi.org/10.1126/sciadv.adw5578)。身近になったAIアシスタント メールの返信文案や文書の原案の自動生成など、文章作成を手助けするAIに触れる機会が増えている。 こうしたAIが生成する情報は、しばしば性差や人種などに偏りがあることが知られている。そのため、人のコミュニケーションに深く組み込まれたとき、どんな影響があるのか懸念されてきた。 そこでチームは、偏りがあるAIが文章の続きを自動補完するときに、ユーザーの意見が受ける影響についてオンラインの実験で調べた。 米国に住む成人計2582人に、死刑制度など五つのテーマのいずれかについて、短い意見を書いてもらった。その際、AIから自動補完で文章の続きの提案を受けるグループと、受けないグループ、提案とともに偏りについての警告を受けるグループなどに分けた。 使ったAIは、ChatGPT(チャットGPT)にも使われているモデル。テーマごとに賛成か反対か立場を決め、その立場に引き寄せるような文章を提案するように設定した。偏ったAIが文章の続きを提案、その影響は? 実験後、参加者自身の意見を…この記事は有料記事です。残り1140文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人水戸部六美くらし科学医療部|科学技術全般専門・関心分野基礎科学、テック関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする