インタビュージェンダーレスアナウンサーの直川貴博さん 性自認を言わない選択聞き手・酒本友紀子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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「来世は女性アナウンサーになりたい。男性アナウンサーです。」 SNSにそう掲げ、メイクや美容好きを公言する直川(のうがわ)貴博さん(31)がこの春、地方局を退社しキー局の早朝と夕方のニュース番組キャスターに抜擢(ばってき)された。 より広く、遠くの人へ。ジェンダーレスな立場の自身がニュースを届ける意味を聞いた。【特集ページはこちら】ジェンダーを考える Think Gender ――日本テレビの夕方のニュース番組「news every.」のキャスターになりました。反響は。 全国進出で露出が増え、応援の声も批判的な声もこれまで以上に多く届くようになりました。 出演時間は増えたものの、地方局時代は取材や原稿執筆などの仕事も多かったので忙しさは意外と変わらないですね。いじめ自殺ニュースに衝撃 ――アナウンサーを志したきっかけは。 「誰かの生きやすさにつながる仕事をしたい」と目指しました。 小学生の頃から女友達の輪にいて、仮面ライダーやウルトラマンよりもセーラームーンやプリキュア派。いじられることはあっても、いじめや差別はほぼなかった。 でも高校生の頃、アメリカのゲイの男の子がいじめを苦に自殺したニュースに触れ、衝撃を受けました。「私は恵まれていただけ」「(性的少数者ということが)そこまで追い詰められる原因になるんだ……」と。 同じ頃、タレントのマツコ・デラックスさんがバラエティー番組で、社会貢献や人の役に立つことについての考えを話すのを聞きました。私もメイク好きで当時は後ろ指を指される状況。同じような立場のマツコさんの言葉にハッとさせられて。 組織に属しながら、表舞台に出て個性が認められる働き方ができたら、生きづらさを抱えている人を励ませるかも、と考えました。 ――就職活動は順調でしたか。 なかなか内定にこぎつけられませんでした。戦略を変え、エントリーシートや面接でキャラクターを封印しました。 (2010年代半ばの)当時は個性的なアナウンサーはあまりおらず、タレント性は求められていなかった。スタートラインに立つことが大事と考え、会社に提出するエントリーシートの写真を短髪でスポーティーな「好青年風」に変えました。入社4年後にアイシャドー解禁 ――入社したのは福島中央テレビでした。本来の自分を出せましたか。 普段はメイクして、レディー…この記事は有料記事です。残り1747文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人酒本友紀子大阪本社ネットワーク報道本部専門・関心分野人権、共生社会、司法、国策と地方関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






