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ドラマ「女の子が抱いちゃダメですか?」が始まります(関西地区はMBSで5日から、毎週木曜深夜1時29分)。担当記者が大注目するのは、セックスの「男らしさ」「女らしさ」と葛藤する2人を描くから。原作者のマンガ家ねじがなめたさんに、物語に込めた思いを聞きました。【連載】オトナの保健室【特集ページはこちら】ジェンダーを考える Think Genderあらすじ梶谷美月(志田こはく)が、篠宮孝之(高尾颯斗)と迎えた初めての夜。美月をリードしようと意気込む篠宮は、過去のトラウマやプレッシャーから〝男の自信〟を喪失してしまう。赤面する彼の無防備な姿に、美月の鼓動はかつてないほど激しくなり……。関西ではMBSで5日から、毎週木曜深夜1時29分。テレビ神奈川、テレ玉、群馬テレビ、とちテレ、チバテレでも放送。見逃し配信はTVer、FODで。内面を掘り下げると…… ――企画の原点は。 どういうマンガが売れているかリサーチしようと、電子書店で女性向けマンガのランキングを見ていました。「かっこいい男性がかっこよく攻める」感じの作品がすごく多く、その逆パターンである「女性攻め」の作品はほとんどなかった。でも、案外こういうところに需要があるのかなと思ったのが最初でした。「攻める女性キャラ」にも魅力を感じました。 それに、BL(ボーイズラブ=男性同士の恋愛、性愛を描く作品)が好きな方の中には「受け」(受け身になる側。セックスでは挿入される側。「攻め」が対になる)になっている男性が好き、という人も結構いると感じていまして。 エッジがきいたラブコメディーがお好きな方にとっても、新鮮で共感しながら読んでいただける可能性がある。そこを狙っていきました。ねじがなめたさん2017年、「コンプレックスフェイクスター」(一迅社)でデビュー。20~22年に「マンガワン」(小学館)で連載した「女の子が抱いちゃダメですか?」のコミックスは、全6巻で累計60万部超。ペンネームは、ネジの溝が潰れた状態を指す言葉から。 ただ、描いていくうちに、2人の内面に触れる場面が増えてきて、「男らしさ」や「女らしさ」と向き合うテーマ性が出てきました。 ――デビュー作以来、BLを数多く描かれていることもあって、ニーズをくみ取れたのですね。 主人公のひとり、篠宮孝之(ドラマのキャストは高尾颯斗)を考えついたのは、女性ウケするようなかっこよさがあって、仕事もできて……というスペックの高い人が「受け」に回るギャップがあるほうが面白いだろうという思考回路でした。 ――対する梶谷美月(キャストは志田こはく)のキャラクターは、「攻めるセックスが好き」。ともすればポルノグラフィーに登場する、男の欲望に都合のいいファンタジーの女性になりがちですが、そうはなりませんでした。 「マンガワン」という一般向けのアプリで連載するので、エロばかりを描くのは「土俵が違う」と思い、少女マンガ的に心理描写を詳しく描いていきました。美月たちの悩みや葛藤を掘り下げると、とても良いテーマが隠れていることに気づけて、作品の一つの魅力にもなっていった感覚があります。 逆に、その後「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載した「地獄に墜ちてよ、お兄ちゃん」という作品では、男性がいいなと思う女の子を描く必要がありました。その時は、その子が何を考えたか謎を残しておくなど、男性が楽しく読むための工夫は常に考えていました。切り替えが難しかったです。現実には言いづらいから ――「女の子が抱いちゃダメですか?」の連載が始まってからの反響はどうでしたか。 SNSに第1話をアップしたら、共感してくださる女性が結構多かったです。「頭ポンポン」や「壁ドン」みたいなお決まりのかっこいい男性ムーブを、美月が苦手としているという設定が響いたようです。 ただ、「共感してね」というよりは、「第三者としてこの2人を見守って」という思いで描いたつもりではいます。 ――2人はセックスに関する悩みについて、真剣に話し合い続けますよね。「なかなか変わった2人だな」とは思いながら読みました。2人のように話し合うのが理想でしょうか。いや難しいよな……と内心思いつつ、聞きました。ねじさんの答えは。 確かに冷静に考えると、変ですけどね(笑)。ただ2人については、特に篠宮は真面目すぎるところがあるキャラクターとして描きましたから、2人なら真剣にずっと話すだろうと思って描きました。 セックスの悩みってなかなか…






