ストーリー石油脱却の切り札「人工光合成」 無尽蔵の太陽光エネルギー使い倒す科学雑誌Newton・梶原洵子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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【ニュートンから】人工光合成 実用化への道(1) 電気や自動車の燃料,食品のパッケージに至るまで,私たちの暮らしは化石燃料(石油・天然ガス・石炭)に支えられている。だが,化石燃料にはかぎりがあり,人類が化石燃料にたよりつづけることはできない。化石燃料を燃やすと,二酸化炭素が発生し,地球温暖化の問題もより深刻になってしまう。 化石燃料から脱却する鍵になるのは,太陽光や風力,地熱といった再生可能エネルギーの活用だ。とくに,無尽蔵といってもいいほど膨大にあるのが太陽光のエネルギーだ。人工光合成で化石燃料からの脱却へ 太陽光発電・太陽熱の利用・バイオマスにつづき,太陽光のエネルギーを活用する新しい手法として期待されているのが「人工光合成」だ。 人工光合成では,太陽光のエネルギーを使って有用な化学物質を直接つくる。人工光合成の代表例は,水を分解して水素などを直接つくる反応だ。 水素は燃やしても二酸化炭素を排出しないため,環境負荷がない次世代燃料として利用できる。水素を大量につくることができれば,「燃料電池」を使って,水素と大気中の酸素から電気をつくることもできる。水素は貯蔵できることも利点だ。 化学的に安定している水を分…この記事は有料記事です。残り1937文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする