[PR]

植物の「声」を聞き取れる新技術で、埼玉県でのコーヒー栽培に最適な生育環境を探る――。産業用容器リサイクル業の東英雄さん(59)と埼玉大学大学院の蔭山健介教授(60)がこんな取り組みを始めた。ベンチャー精神で結びついた2人は「MADE IN SAITAMA」のコーヒー普及を目指す。東英雄さん(左)と蔭山健介教授=2026年5月22日、埼玉県久喜市、日浦統撮影 久喜市の東さんのビニールハウスに入った途端、南国のような熱気に包まれる。約1300平方メートルの敷地で約340本のコーヒーの木を育てている、県内初のコーヒー農場だ。 2010年からさいたま市で営むリサイクル業が軌道に乗ったころ、イチゴ農家だった義父が亡くなり、妻が土地を相続した。新規事業として目をつけたのが、コーヒー栽培だった。手がかからず、農業が初めてでも参入しやすい。豆は長期保存も可能で、沖縄などで栽培されている国産コーヒーは人気も高い。コーヒーの木に咲いた花について説明する東英雄さん=2026年5月22日、埼玉県久喜市、日浦統撮影 「希少価値の高い豆をつくれ…