ストーリー具材も人情も染みる「金沢おでん」 北陸新幹線の開通で人気に火永井啓子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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金沢のまちなかで夕方、行列に出くわす。多くは観光客とおぼしき人たちで若者も目立つ。お目当ては「金沢おでん」。老舗店は季節を問わず、客足が絶えない。金沢で、おでん文化はどう育まれたのか。なぜ人気を集めるのか。おでんの今昔を探った。 そもそも「金沢おでん」とは。金沢市のホームページ「金澤食文化100物語」によると、特徴はだし汁と地元食材の活用。だし汁は「店ごとに味は違うが、さっぱりとしながら透明度が高く、うまみたっぷり」で具材の持ち味が生かされるという。車麩(ふ)(車輪のように見える大きなお麩)やバイ貝、加賀野菜の源助だいこんなど、金沢ならではの具が使われる。香箱ガニ(ズワイガニの雌)の甲羅に身や卵を詰めた「かに面」は、漁の時期に味わえる珍しい具材として紹介されている。 1934年創業の「菊一」(同市片町2丁目)では、昆布とかつお節をベースにしただし汁をずっとつぎ足して使っているという。「夏はちょっと薄っぽい色に、冬は濃いめの味に、と季節で変えている」と店主の宮崎美恵子さん(77)。春はタケノコ、夏はトウモロコシや加賀太きゅうり。冬場のカニ面はもちろん、ほかの具材も季節感を大事にしている。 金沢のおでんの起源を探ろう…この記事は有料記事です。残り855文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする








