ストーリー全国めざして走る、書く、躍る 私たちが部活に打ち込んだ理由岡田昇印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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この春卒業した鈴木琴葉さん(18)が陸上競技部に入ったのは、ちょっとしたハプニングがきっかけだった。 中学で始めた陸上を高校でも続けようと調べる中で、日野高校の見学をすることに。だが手違いがあり、当日、学校を訪れるとすでに練習が終わっていた。 途方に暮れる鈴木さんに気付いた部員らの動きは素早かった。「待ってて、みんな呼んでくる」「誰か残っている子いないか」。あっという間に10人ほどが集まった。部の練習場所にも連れていってくれた。 「アットホームで温かい。ここなら楽しくできそう」。中学の時、腰を痛めたことがある鈴木さん。けがへの不安を抱えつつも走ることを続けたかった自分にとって、和気あいあいとした雰囲気はぴったりだった。 フォームづくりなど地道な基礎練習をコツコツ続けた。けがをしないよう、柔軟運動や筋トレは念入りにやった。 学校の目の前を流れる浅川の河川敷は絶好の練習場所だった。300メートルを全力で走り、歩いてスタート地点へ戻る。これを9分サイクルで10本繰り返す。「最初はおしゃべりしていても、だんだん足に力が入らなくなり、心が折れそうになる」。不整地での走り込みはけがのリスクがある一方、足首が鍛えられた。蹴り出しが強くなり、タイムが伸びていった。 昨年5月の都大会決勝。女子…この記事は有料記事です。残り1658文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする