インタビュー聞き手・平岡和幸印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
[PR]
史上最年少の女性市長として、2023年11月に川田翔子・京都府八幡市長(35)が就任して2年が過ぎた。男女格差が指摘される政治の世界で感じたことは。任期の折り返し点を迎え、街づくりの現状は――。関西人の直感 「自己開示すればわかってくれる」 ――就任された時、市民や職員の反応はどうでしたか 選挙の時、最初の反応は厳しかったです。演説を聴いていた人がいきなり近づいて来て、「誰やねん」「市長なんて、できるわけないやろ」と。 でも自信はあったんです。八幡は住んだことは無かったですけど、私自身が根っからの関西人で、八幡がすごく関西らしい地域というのは直感で分かりました。自己開示して徹底的に入っていけば絶対わかってくれると。街頭演説を重ねると、厳しいことを言っていた人に限って見に来てくれる。最初は「八幡にはそんなことはできない」と言っていた人も、この課題にはこうしたら、こう良くなるという話をすると、「いいね」って言ってくださるようになりました。コミュニケーションを取れば、絶対に返してくれる。 職員の皆さんも正直、どうなのかなと疑っていたと思います。ただ、私が行政職員だったこともあって、基本的な業務の進め方の知識はありました。選挙を通じて八幡の地理や地域の課題もおおよそ把握できました。それを組み合わせて、臆さずに積極的に意見交換をするうちに、相談とか報告もしてくださるようになりました。女性だから聞いてもらえないとか、苦労するんじゃないかって、聞かれたこともありますが、私自身は幸いにしてそれはなかった。変えられるジェンダー・ギャップ ――世界経済フォーラムが公表した25年の日本のジェンダーギャップ指数は148カ国中118位。衆議院の女性議員比率は15・5%(25年8月現在)です。どうすればギャップは縮まると考えますか たとえ話で恐縮ですが、私が市長をしていて感じるのは、イソップ童話の「キツネとツルのごちそう」です。キツネはツルにごちそうをしますが、意地悪をして、平たいお皿にスープを入れて出します。ツルはそれが飲めない、という話です。政治の世界で活躍している女性は、このツルの状態ではないかと思っています。史上最年少の女性市長として当選した、京都府八幡市の川田翔子市長に、1期目の折り返しを迎えてのインタビューを行った。 それは、ワーク・ライフ・バ…この記事は有料記事です。残り1870文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






