条件付き出航 指示受けていない 元従業員が証言 知床事故民事裁判2026年5月19日 19時00分太田悠斗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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知床沖で2022年、遊覧船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没し26人が死亡・行方不明となった事故で、乗客家族が運航会社と社長の桂田精一被告(62)=業務上過失致死罪で公判中=に計15億円超の損害賠償を求めた訴訟で、元男性従業員への証人尋問が19日、札幌地裁であった。 裁判で被告側は、海が荒れる前に戻るという船長の「条件付き出航」を受け入れ、出航判断したと主張。原告側は、被告には最新の気象情報を確認し運航継続の是非を判断する注意義務があったと反論している。 事故当日、受付をしていた男性は、家族側から「条件付き運航」の指示があったか問われると、「ありません」と述べた。事故前日に気象予報サイトを見て、翌日の天候悪化の可能性を船長に伝えたとも証言した。被告側が「(気象の確認は)あなたの仕事だったのでは」と問うと否定し、「指示されていないのに勝手に(船長と)相談していたのか」の質問には、「はい」と答えた。 次回期日は6月9日。桂田被告への本人尋問と、原告家族2人への尋問が予定されている。桂田被告については、刑事責任を問う裁判も進行中で、6月17日に判決が予定されている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人太田悠斗北海道報道センター|司法担当専門・関心分野共生、外来種、生きづらさ関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする