インタビュー中国への警戒感が深めた台湾分断 日本外務省の元担当官が語る課題聞き手・高田正幸印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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台湾の頼清徳(ライチントー)政権は20日に発足から2年を迎えます。日本外務省や窓口機関の日本台湾交流協会台北事務所(大使館に相当)で今年1月まで10年以上にわたって台湾を担当してきた大東文化大学東洋研究所の柿澤未知研究員は、台湾の人々の中国に対する危機感の高まりが、台湾内部の政治的分断にもつながっていると指摘します。中国との統一訴えた台湾軍元中将 「過去最高位のスパイ」の衝撃 ――台湾の世論調査を見ると、頼政権の現在の支持率は40%ほどです。どう評価しますか? おおむね支持と不支持が40%前後で均衡しています。蔡英文(ツァイインウェン)前総統は就任から2年の同じ時期の支持率が26%(TVBSの18年5月の世論調査)ほどでしたから、頼氏は比較的いい状態と言えるかと思います。 支持率を細かくみると、民進党支持者の9割以上が頼氏を支持しています。中国と距離を置き、日米との関係を重視し、台湾の主体性を強調する伝統的民進党の思想を踏襲する姿勢が党支持者の支持を得ていると言えるでしょう。 一方、無党派層では不支持が約46%に達し、支持より20ポイント近く高い。物価高騰のほか、激しい与野党の対立への嫌気があるとみられます。 ――実際に与野党の分断は深刻で、野党が優勢な立法院(国会)では政権が提出した防衛予算案が減額されるなど、安全保障政策にも影響が出ています。対立が続く「三つの理由」 対立激化の理由は三つあると…この記事は有料記事です。残り1981文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人高田正幸台北支局長兼香港支局長専門・関心分野台湾、香港、中国、反社会的勢力関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする













