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かつて存在したものの、その姿がわかっていない郡山城の天守の想像図を、奈良県大和郡山市がCG映像化した。専門家が監修した五重五層の壮大な天守で、城跡内の東多聞櫓(ひがしたもんやぐら)で開催中の「秀長と郡山のあゆみ」展で公開している。 郡山城は1580年に筒井順慶が最初の天守を建て、85年に城主となった豊臣秀長が城を大規模に整備、豊臣五奉行のひとり増田長盛が城主となった頃に2代目天守が再建されたとされる。天守は1600年の関ケ原の戦い後、京都の二条城、淀城に移築されたと考えられており、現存していない。 今回、映像化されたのは増田長盛の時代の2代目天守。城郭研究で知られる三浦正幸・広島大名誉教授が監修し、金箔(きんぱく)瓦などが見つかった天守台の発掘結果や、淀城の古絵図などを元に当時の姿を想定した。入り母屋屋根の上に望楼が載ったもので、屋根の妻側は唐破風や千鳥破風で彩られ、最上階には花頭窓をあしらった。 映像は65インチの大型画面に表示され、タッチで自在に視点を切り替えることができる。城跡や城下町の寺社などの情報の表示や、航空写真と切り替える機能も持たせた。石垣や堀、櫓や塀などを含む城全体は、古絵図などから江戸時代後半の姿を再現。十文字健・市文化財保存活用室長によると、地形も実際のデータに基づいて立体的に表現したという。 開催中の「秀長と郡山のあゆ…