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能登半島の先端、石川県珠洲市狼煙(のろし)町の集会所に4月中旬、トラックが到着した。荷台には、金色と黒、赤で華やかに装飾された高さ約190センチの神輿(みこし)が載せられている。 待ち構えていた地域の人たちが「うわぁ、立派や」と声をあげ、6人で担いで集会所に運び入れた。神輿をトラックから降ろす人たち=2026年4月19日、石川県珠洲市狼煙町、上田真由美撮影 この神輿は、縁あって車で1時間ほど離れた輪島市の小西山集落から譲り受けた。 山あいに18世帯が暮らしていた小西山では、2024年元日の能登半島地震で神社が半壊した。住宅の被害が大きく、神社を直せる見通しが立たず、取り壊すことにした。だが、収めていた神輿だけはなんとか救いたい。頼った「祭りのまち」 小西山では8月の祭りのとき…