復興を願って立てられた看板。道路の修復作業はいまも続いている=2026年5月1日、富山県高岡市伏木中央町、前多健吾撮影
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能登半島の東側の付け根にある富山県高岡市。海に面した伏木地区は、能登半島地震で大きな液状化被害を受けたが、対策の協議に時間がかかり、地元には焦りが広がっていた。そこで近く、住民が主体となって社団法人を設立し、本格的な復興に向けて動き出す。 私が伏木を訪れたのは地震から3カ月後。街中に立つと、体のバランスがおかしくなったかのような錯覚がした。視界に入るものすべてが傾いていたためだ。 伏木は奈良時代に国府が置かれ、万葉集編者で歌人の大伴家持が国守を務めた。北前船の寄港地として栄えた。いまは市中心部から北に約5キロ離れているが、住民には「高岡で最もにぎわったまち」との誇りがある。 地震では震度5強の揺れに襲…







