インタビュー「軍事と政治」プーチン氏から消える二つの余裕 兵頭慎治氏の分析聞き手・牧野愛博印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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ロシアは9日、対ナチス・ドイツの戦勝81周年を祝う軍事パレードをモスクワの赤の広場で行いました。戦車などの地上装備は登場しませんでした。防衛研究所の兵頭慎治研究幹事は「ロシアのプーチン大統領から余裕がなくなっているように見える」と語ります。「欧州の衝突は東アジアに波及」ロシアの日韓攻撃計画に隠された思惑 ――なぜ、このようなパレードになったのでしょうか。 ウクライナの長距離ドローン(無人機)攻撃に妨害されることを懸念したとみられていますが、ロシア独立系メディアは、西側情報機関の分析として、プーチン氏が命を狙われることも気にしていたと報じています。 事実、ロシアは3月ごろからインターネットやモバイル通信などの規制をより強めています。表向きにはウクライナのドローンへの対応だとしていますが、プーチン氏の警護強化の動きと比例しているように見えます。 「プーチン氏は、ドローンによる暗殺に必要な内部協力者の存在に不安を抱いている」という見方があります。ウクライナは昨年6月、ロシア空軍基地に対する同時多発的な近接ドローン攻撃「クモの巣作戦」を成功させました。ロシア軍高官の殺害事件も後を絶ちません。事件の背後には、軍関係者の一部に協力者がいたという指摘も出ています。こうしたことへの過剰な不安が警備態勢の強化につながったのではないでしょうか。【連載】読み解く 世界の安保危機ウクライナにとどまらず、イランやベネズエラ、台湾、北朝鮮、サイバー空間、地球規模の気候変動と世界各地で安全保障が揺れています。現場で何が起き、私たちの生活にどう影響するのか。のべ460人以上の国内外の識者へのインタビューを連載でお届けします。「(戦争は)終結に向かいつつある」は「弱気な発言」 ――プーチン氏は軍事パレー…この記事は有料記事です。残り1653文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人牧野愛博専門記者|外交担当専門・関心分野外交、安全保障、朝鮮半島関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする








