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生命の設計図DNAは、細胞の核にぎゅっとつめこまれている。その収納や読み出しのカギとなるたんぱく質の働きがあいついで報告され、生命の巧妙な仕組みの一端が見えてきた。 ヒトの細胞の核の大きさは直径約10マイクロメートル、その中に2メートルにも及ぶDNAがぎゅっとつめこまれている。核をゴルフボールにたとえると、中に長さ8キロのひもが入っているようなものだ。 生物学の教科書では、DNAがたんぱく質にまきついた「ヌクレオソーム」と呼ばれる構造が規則的に折りたたまれ圧縮されていると説明されていた。その概念は次第に覆され、「規則的で固い」から、「不規則で柔らかい」構造であると認識されるようになってきた。 2008年頃から不規則な構造を解明してきた国立遺伝学研究所の前島一博教授のチームは今年4月、新たな証拠を見つけた。規則的に固い構造を作る働きとされてきた「リンカーヒストンH1」という分子が、「液体のり」のように、ヌクレオソームに結合しゆるやかにまとめていることを見つけた。米科学誌サイエンスアドバンシズ(https://doi.org/10.1126/sciadv.aec9801)に発表した。 「柔らかく流動性があることで他の分子が入りやすくなる」と前島さんはみている。 DNAは、ただ収納されているだけではなく、必要な遺伝子部分を読み出す必要がある。遺伝子の読み出しが活発な領域は、ぎゅっとした状態からほどけた「開いた構造」になっていると考えられてきた。 前島さんらは、この領域もぎ…この記事は有料記事です。残り841文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人瀬川茂子くらし科学医療部|大阪駐在専門・関心分野生命科学、災害、科学全般関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする










