福家司印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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瀬戸大橋で本州と結ばれる四国の玄関口、香川県坂出市の中心市街地に「人工土地」と呼ばれる一角がある。 3、4階ほどの高さに造られた約1万平方メートルもの「人工地盤」の上に市営住宅、下に商店街などがある。「未来都市」として注目されたこの街は、今年で完成から40年を迎えた。 「坂出人工土地」は、JR坂出駅から徒歩約5分の同市京町2丁目にある。 古い木造住宅が密集するこの地区を市が再開発しようと、工事が始まったのは60年前の1966年。設計は、建築家・大高正人(1923~2010)が手がけた。「坂出人工土地」に込めた建築家・大高正人の思い 藤本昌也さん語る 大高は、生物が新陳代謝するように空間や設備を取り換えながら都市が成長するという発想の建築運動「メタボリズム」の担い手の一人。都市部の人口密集や土地不足を見据えた新しい都市像として人工土地を提案した。 地盤は地上6~9メートルの高さ。上の市営住宅は142戸あり、すべて鉄筋コンクリート造り。当時はまだ一般的ではなかった水洗トイレがいち早く各戸に設置されていた。公民館や緑地も設けた。 一方、下の商店街は179区画。700席規模の市民ホールや市営駐車場も併設されている。 工事は4期20年にわたり、1986年に完成。総事業費は22億3215万円に上った。人工土地の構想は東京や大阪でもあったが、実現したのはここだけだった。 建築学界では今も有名な建築物で、訪れる学生や研究者は後を絶たない。2003年にはモダン・ムーブメント建築の保存と記録に取り組む国際学術組織DOCOMOMOの日本支部によって「日本におけるDOCOMOMO100選」に選ばれた。改修方針は決まったが…… 現在は老朽化が進み、耐震不…この記事は有料記事です。残り813文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






