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2013年に過労で亡くなったNHK記者の佐戸未和さん(当時31)の母、恵美子さんが朝日新聞の取材に応じ、政府が見直しを検討している裁量労働制へ懸念を示した。業務の進め方や労働時間の配分などが働き手の裁量に委ねられる制度で、「長時間労働が常態化したり、健康を損ねても本人の責任とされたりしてしまうのではないか」と語った。裁量労働制の仕組みとは 労働時間規制の見直しのポイントを解説 未和さんは、主に東京都政の取材を担当していた13年7月24日ごろ、自宅でうっ血性心不全で亡くなった。選挙取材に追われており、労働基準監督署は「深夜に及ぶ業務や十分な休日の確保もできない状態にあった」と認定。「相当の疲労の蓄積、恒常的な睡眠不足の状態であったことが推測される」と判断し、14年に労災と認めた。 認定によると、時間外労働が死亡前の1カ月間に159時間37分、その前の1カ月間も146時間57分。国の過労死ライン(直近1カ月100時間など)を大幅に超えていた。遺族側の調べでは、直近1カ月の時間外労働は209時間37分、5月下旬からの1カ月間は188時間4分だった。恵美子さんは未和さんが亡くなったことを、夫の駐在先のブラジルで聞いた。対面したのは死後4日目だった。 未和さんは05年に一橋大学を卒業後NHKへ。鹿児島放送局を経て、10年から東京の首都圏放送センターで勤務していた。励まし、のちに後悔 恵美子さんは、パスポートの…この記事は有料記事です。残り974文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人南日慶子経済部専門・関心分野働き方・労働、子育て、ジェンダー、ポッドキャスト関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする