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飛ぶように売れる「おはぎ」が福井にある。土日には、1分間に10個が売り場から消えていく。自慢のレシピは、家庭の味をもとに考案。熱々のもち米を丸めて手づくりするのは、70代を中心とした地元の人たちだ。 田んぼが広がる一帯と住宅街の境に立つJA直売所「喜(き)ね舎(や) 愛菜館」(福井市河増町)。訪れる客の多くが、入り口すぐの「名物おはぎ」と書かれたコーナーで足を止める。 並んでいるのは「あん」「きなこ」「あん入りきなこ」「あん入りごま」の4種類。様々な組み合わせでパックに詰められている。 「さっぱりした甘みでここにしかない味」というのは、大阪府吹田市の会社員大本真幸さん(42)。福井に帰省すると必ず買うという。2個入りと6個入りのパックを手にし、「2個入りはすぐ食べて、6個入りは大阪に持ち帰ります」と話した。 喜ね舎の1千平方メートル超の売り場には、200種以上の地場野菜や花、食品類が並ぶ。所長の錠詰幹夫さん(56)は「喜ね舎といえばおはぎ。おはぎは、喜ね舎の『顔』です」と言う。 看板商品は思いがけず生まれた。 直売所がオープンしたのは2001年。おはぎをつくる「企業組合ファームまぁま喜ね舎」によると、近隣の女性グループでは、曜日ごとにメンバーが交代で昆布巻きや麩(ふ)のからし和(あ)え、ちらしずしといった総菜の提供を始めた。 あるとき、1人がおはぎをつくって陳列。やがて口コミで人気となり、1年が経つころには他の曜日のメンバーもおはぎをつくるようになったという。 お彼岸やお盆、お祭り、田植…この記事は有料記事です。残り1041文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






