深掘り増える医療的ケア児、「社会」で育てるには 家族に負担、長期入院も松本千聖印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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人工呼吸器やたん吸引などの医療的ケアを日常的に必要とする「医療的ケア児」。医療の進歩を背景に、こうした子どもが増えるなか、7月には医療的ケア児の支援に関する改正法が成立した。一方で、医学的な必要性がないのに長期入院が続いている例もあり、家族の負担軽減や受け入れ先の整備が課題となっている。十数年で2倍に 全国に約2万人 医療的ケア児は、人工呼吸器や、口や鼻に通したチューブなどから栄養をとるなど、多様な医療的ケアを必要とする。近年、新生児や小児救急医療の発達により、命が救われる赤ちゃんや子どもが増えた。国によると、NICU(新生児集中治療室)などでの入院を経て退院し、自宅で過ごせるようになった医療的ケア児はこの十数年で2倍になり、全国に約2万人いるとされる。 保育所や学校といった施設が、日中の居場所になることもあるが、十分に整備されてはいない。自宅での高度で頻繁なケアは、家族が担うことが多い。 2020年に厚生労働省が公表した、20歳未満の医療的ケア児者の家族を対象にした調査では、回答者の71%が「慢性的な睡眠不足」、68%が「日々の生活は緊張の連続」と答えた。 こうしたなか、医学的には入院しなくてよい状態なのに、長期の入院を余儀なくされている例も確認されている。医療の発達 「退院後の支援、十分でなかった」 日本小児科学会が25年に行…この記事は有料記事です。残り1605文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人松本千聖くらし科学医療部専門・関心分野医療、子どもや女性の健康、子育て関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする