インタビュー聞き手・大貫聡子 高絢実印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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東京都墨田区の賛育会病院が2025年3月末から国内2カ所目となる「内密出産」に取り組み始めて1年が過ぎた。26年3月末までに7人が内密出産し、親が育てられない子を匿名で預かるベビーバスケット(いわゆる「赤ちゃんポスト」)への預け入れも20件あった。1年経過して見えてきた課題や思いを小児科医の賀藤(かとう)均院長に聞いた。内密出産7人、「赤ちゃんポスト」に20件 東京・賛育会病院 希望する女性は約60人いました。うち20人が実際に受診し、結果的に7人が内密出産しました。うち2人は出産後に内密出産の意思を撤回し、自分で育てる決断をしました。 誰に対して秘密にしたいのか。親なのか、学校や職場なのか。メディカルソーシャルワーカーが話を聞いてみると、戸籍に子を載せない内密出産ではなくてもいいのではないか、という結論に至った女性が多かったということになります。 賛育会病院では年間約900件ある分娩(ぶんべん)のうち1割は、出産後の養育について出産前から公的支援が必要とされる「特定妊婦」です。出生届を出し、戸籍に子を載せることはできるが「育てることはできない」と手放す決断をする女性もいます。実際、昨年度は10人の特定妊婦が出産後赤ちゃんを引き取らずに退院しています。 内密出産を希望する女性は「出産を秘密にしたい特定妊婦」という位置づけで支援することができればと考えています。 ――ベビーバスケットへの預け入れは20件ありました。慈恵病院が07年から設置する「こうのとりのゆりかご」への25年度の預け入れは7人で、預け入れに来た人の居住地がわかるケースのうち東日本からの預け入れはなかったと発表しています。 関西からもありましたが、居住地が分かる人の多くは東日本です。 へその緒の状態から20人中19人は産後すぐに、もう1人も産後それほど時間がたっていなかったことがわかっています。健康に大きな問題のある子や事件性のあるような例はありませんでした。見えてきた女性の孤独 ベビーバスケットに預け入れ…この記事は有料記事です。残り1595文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人大貫聡子くらし科学医療部専門・関心分野ジェンダーと司法、韓国、マイノリティー高絢実くらし科学医療部|社会保障担当専門・関心分野外国人、在日コリアン、社会保障全般関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






