ストーリー自分の子育ては?よぎった助産所閉鎖 覚悟決め、逆風の先に見た希望城真弓印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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【連載】産みを支えて(下) 朝5、6時だったか。しぶや助産院(福岡県岡垣町)の院長助産師、渋谷貴子さん(61)の携帯電話が鳴った。前の晩に出産を終えた産婦の朝食を自宅兼助産所で作っていた。2007年1月のことだ。 聞こえたのは近くに住む実母の慌てた声。「豪信(としのぶ)の様子がおかしい」。小学4年生だった長男、豪信さん(29)の体が硬直し、意識がはっきりしないという。「救急車呼んで!」。仲間の助産師に後を任せ、自身も救急車に乗り込んだ。 大学病院での勤務などを経て03年に開業した助産所が軌道に乗り始めていた。両親の助けを借りて、自分なりに仕事と育児を両立させていたつもりだった。 全ての出産に自ら立ち会い、赤ちゃんを取りあげる。合間に妊婦健診や産後のフォロー。出産予定日の近い妊婦がいると、10~15分で駆けつけられる距離にしか外出しなかった。よぎった思い「私のせいだろうか」 開業時、3人の我が子は2歳と6歳と9歳。夫は単身赴任が長く、運動会や遠足を母に任せることも少なくなかった。 当時は、誰かが産気づくと、たとえ夜中でも両親が子どもたちを実家で預かってくれた。長男が救急搬送されたのも、そんな時だった。長男の救急搬送を受け、夫からある言葉をかけられた渋谷さん。助産所を閉じたほうがいいのではないかと悩みます。 子どもたちに寂しい思いをさ…この記事は有料記事です。残り1078文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人城真弓西部報道センター|教育・子育て、京築地域担当専門・関心分野地方・教育・療育・子育て・食・防災関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする