ストーリーママと赤ちゃん気軽に寄って 育児中の助産師、看護師姉妹がケア施設2026年5月20日 12時15分小西良昭印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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産前産後の不調や育児不安で孤立しがちな母親を支えたい――。子育て中の助産師と看護師の姉妹が6月1日、産前産後ケアハウスを滋賀県草津市に開く。自らの経験から、気軽に立ち寄れるカフェのような場所をめざす。 姉妹は、助産師の松井萌子さん(33)=大津市=と、看護師・保育士の伊藤芽那倖(かなこ)さん(31)=草津市。ともに、乳幼児3人の母親だ。コロナ流行中の出産「助産師も未知の世界」 松井さんは約200人のお産に携わった。仕事で妊産婦を支えてきたが、2020年の初産時は新型コロナの流行中で、「助産師でも未知の世界」だった。泣くだけのわが子と2人きりの日々。他の母親と交流もできず、人とのつながりが大事だと痛感した。 施設をつくるきっかけは、2年後に双子を産んだ伊藤さんの経験だ。 自身も双子で育ったが、出産後はほぼ一人で育児を担い、泣き続ける双子を毎夕、抱きかかえるのに必死。1歳をすぎて、産後ケアに気が向く余裕ができた時、すでに利用期間は過ぎていた。 調べると、多胎児を受け入れる施設は少なく、「生後4カ月まで」などのハードルもあった。 「孤独でつらかったあの時に、こんな施設があれば」と準備してきた。産後ケアに求める最多回答は「仮眠・休息」 母親200人にアンケートをしたところ、産後ケアに求めることは「仮眠・休息」が最多で、85%を超えた。相談よりまず「安心して休みたい」というニーズが浮かび上がった。 一方で、「しんどい人が行く所」「子どもを預けて休むのは母親失格」の声も。罪悪感や自責の念が壁になっていた。 専門職の2人も当初、「子どもを預けて楽をしていいのか」という罪悪感が先に立ったという。 だから「産後、誰もが気軽に立ち寄れる場所」をめざし、ドリンク付きのラウンジも設けた。 施設は草津市南笠東1の19の3の民家を改装した「そらのね」。空のように包み込み、母の声を聞きたいと名付けた。 妊娠中の支援や産後の休息、赤ちゃんを預けて自分の時間をつくる、多胎育児の支援などのプログラムを予定する。原則予約制で、産後ケアは自治体の利用補助がある。 「お試し」で訪ねていた松井さんの友人(33)は「3カ月の次女を預けて家事育児をいったん忘れ、一人の時間が少しでもできる」と期待する。 姉妹は「子どもが優先の母親が自分に戻れる居場所にしたい」と話す。詳しくはインスタグラム(https://www.instagram.com/sorano_ne/)、電話070・9508・1135へ。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







