ストーリー国境を超えて苦悩を共有 弱き者の歴史に光あて「次へつながる」山根由起子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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現場へ! 舞台で伝える戦争(5) 演劇は国境を超える。 「ウクライナにいる家族のことを考えると、全身が痛むようになった」 「日本に来たばかりのころは泣いていたけれど、涙すら残っていない」ウクライナの女性たちの語り 即興で劇に ロシアの侵攻に伴い、日本に避難してきたウクライナの女性たちが語る苦悩や望郷の思いが、日本の俳優たちによって即興で演じられた。 だれかが語る体験を、演じ手が台本なしの即興で演じる劇「プレイバックシアター」。観客の前で話したい人がまず語り、司会進行役がさらにインタビューして観客と共有する。その後、語られた体験に基づいて俳優たちが即興で演じる、という手法だ。 体験談が演じ手を通して演じられることで、自分の体験や思い、感情までもが目の前で立体的に立ち上がってくる。 ウクライナから避難してきた女性たちが2022年に創設した演劇グループ、MAVKY(マフキ)はこの「プレイバックシアター」に取り組む。22年以降、東京や横浜で日本の劇団と協働で公演するプロジェクトにも取り組んだ。体験者「気持ちを話して楽に」 両親や夫、長男を故国に残し、22年に次男と来日したビクトリア・シャトレーゼ・ビリッチさんは、25年に行われた劇のワークショップで「横浜の海を見て、故郷のオデーサの海が懐かしく思い出された」と体験を語り、日本人の俳優たちが即興で演じた。青い布を使って海を表現した即興劇に涙ぐんだ。「気持ちを話して楽になり、癒やされました」 プレイバックシアターについて、マフキ主宰のオレシヤ・キリルチュクさん(50)は「恐れや支援、感謝、愛、故郷へのあこがれ、平和といった核となる感情をストーリーを通して共有できます。言葉を越えて、ウクライナ人と日本人が共感できるのは素晴らしい」と言う。 即興劇を演じる上で大切なこ…この記事は有料記事です。残り900文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人山根由起子紙面企画部専門・関心分野演劇、読書、展覧会、少子化、教育、昭和史関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






