ストーリー橋本龍之介印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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8月上旬、神戸市兵庫区の「中川駄菓子店」の入り口に、臨時休業を告げる紙が貼られた。 手書きで「オヤスミ あすきてネ」。 店主の中川艶子さん(97)が、連日の暑さで体調を崩したのだった。 だが翌日、周囲の心配をよそに、中川さんは店を開けた。 「子どもらに、まだ教えたらなあかんこともあるしな」 ◇ 店は三菱重工業の神戸造船所やノエビアスタジアム神戸に近い湾岸部の住宅街にある。 広さは4畳半ほど。木棚やブリキ箱に所狭しと商品が並ぶ。1955年の創業以来、子どもからお年寄りまで、地域の人たちに支えられてきた。 「おばちゃん、戦争ってどんなんやった」 毎年夏になると、学校で平和学習をした子どもたちが、買い物がてらこう尋ねてくるという。 中川さんがいつも伝えるのは空襲のことだ。 「外にいたとき、戦闘機に追…この記事は有料記事です。残り922文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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