「一強」から群雄割拠へ 高校野球は「追いつけ追い越せ」で強くなる2026年8月13日 15時00分安藤仙一朗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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夏の甲子園へ、いま最も「群雄割拠」の様相を呈している都道府県が栃木だ。全国で唯一、過去6年で六つの異なる代表校が出場している。 第103回(2021年)に作新学院が10大会連続出場を果たして以降、国学院栃木、文星芸大付、石橋、青藍泰斗、そして今年の佐野日大と続いている。 2010年代は作新学院が覇権を握っていたため、過去5年の代表校は10年以上のブランク出場か初出場。それでも、そのうちの4校が16強入りしている。 12日に神村学園(鹿児島)を破って16強入りを決めた佐野日大の麦倉洋一監督(55)は「作新さんに『追いつけ追い越せ』で他校が競い合い、毎年、関東大会でも勝てるレベルの違うチームが出られるようになった」と語る。 栃木勢は2000年代に低迷期があった。県高校野球連盟の役員は貧打の状態を打破しようと、「際どいコースでも投手の生きた球には積極的にストライクをコールしてほしい」と県審判部に発信を続けた。 そうしたなかで強打の作新学院が生まれ、第98回(16年)で全国制覇した。 佐野日大で30年以上にわたって指導に携わる渡辺雅之部長(57)は「謙虚に、お互いをリスペクトして盛り上げているので、結果も出ているのかな」と話す。「低く、強く飛ばす」を徹底 佐野日大、29年ぶり夏2回戦突破 今大会、他県でも「一強時代」に風穴を開けた学校が活躍している。 福島では聖光学院の5連覇を阻んだ東日大昌平が初出場して初勝利を挙げた。聖光学院以外のチームの夏1勝は、県勢では双葉以来32年ぶりだった。昨秋7失点の雪辱、東日大昌平・照沼が141球完投 初出場で白星 大分では、明豊の6連覇を阻んだ大分商が学校29年ぶりの夏1勝。県勢としても明豊以外では、楊志館以来19年ぶりの勝利の校歌だった。 目標となる全国区の学校があることは、財産だ。そうした学校に「追いつけ追い越せ」という姿勢が、地域全体のレベルを底上げする。 東日大昌平の1勝も、大分商の1勝も、地元の他校に勇気を与える、大きな大きな白星だ。大分商が29年ぶりの夏の甲子園勝利 4番の伊東捕手が攻守で活躍有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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