インタビュー揺らぐ米国の拡大抑止戦略 「核の持ち込み、決めるのは米大統領」聞き手・牧野愛博印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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小泉進次郎防衛相が核兵器をめぐる議論の必要性に重ねて言及しています。日本の安全保障に詳しい米ダートマス大学のジェニファー・リンド准教授は6月、米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」に発表した共著の論文で、米国の核の傘を含む拡大抑止戦略が揺らいでいると指摘しました。リンド氏は、冷戦後の国際関係の変化とトランプ政権の政策が影響を与えていると語ります。原爆投下から考える戦後80年 「破滅の雨」英国の著名戦史家に聞く ――米国の拡大抑止戦略を歴史的にどう評価していますか。 核兵器は冷戦時代、戦争の拡大を防ぎ、戦争そのものを抑止するうえで非常に重要な役割を果たしていました。米国は同盟国を含む他国が核兵器を持つことが、世界をより不安定にすると考え、懸念していました。 そこで米国は、どうすれば、他国に核兵器を持たせず、核拡散を防ぐと同時に、安全保障で安心させられるのか考えました。拡大抑止戦略こそが解決策で、長い間効果があり、成功しました。 問題は、この状況が変わるのかどうかということです。共著者とともに欧州やアジアの多くの同盟国での議論を聞いた結果、米国による拡大抑止の約束が過去ほど信頼されていない兆候が見えていることがわかりました。戦略が非常に成功してきた一方で、状況が変化し、戦略の維持を難しくする圧力がかかっていると理解することが重要です。【連載】読み解く 世界の安保危機 牧野愛博ウクライナにとどまらず、イラン情勢や台湾、北朝鮮、サイバー空間、地球規模の気候変動と世界各地で安全保障が揺れています。現場で何が起き、私たちの生活にどう影響するのか。のべ480人以上の国内外の識者へのインタビューを連載でお届けします。■冷戦後、大きく変わった世界…この記事は有料記事です。残り1795文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人牧野愛博専門記者|外交担当専門・関心分野外交、安全保障、朝鮮半島関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする