「代わったところに球は来る」九回出場の三重・東、打球処理にホッ2026年8月11日 22時45分清水優志印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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(11日、第108回全国高校野球選手権大会2回戦 三重5―3松商学園) 「代わったところに球が来る」。三重の背番号14、東(ひがし)大夢(ひろむ)(2年)は古くからの格言の重みを実感した。 5―1で迎えた九回の守り。三重は松商学園(長野)に追い上げられた。2死二、三塁から、右翼手の頭を越える2点適時三塁打を許して、リードは2点差に縮まった。 しかも、中継プレーに入った背番号4の二塁手、水野央清(おうせい)(2年)が足をつって、治療のために退いた。代わって二塁の守備に入ったのが東だった。 終盤の代打が主な役割。ミート力が持ち味で、守備にあまり自信はない。だが、「やっと自分の出番が回ってきた」と、甲子園での初仕事に胸が高鳴った。 自分が守備に就いた後も、嫌なムードは続く。死球を挟んで、2死一、三塁となった。そして松商学園が打席に送った代打の初球だ。 二塁寄りに守っていた東を目がけて、鋭い打球が飛んできた。とっさにグラブを差し出して、慎重につかみ、無事にゲームセット。 「飛んできそうだなと思ってはいたけど、まさか。ホッとした」 ベンチに退いた同学年の水野とは、定位置を争うライバルであると同時に、「お互いに困ったことがあれば助け合えるような関係」だという。 寮生活では水野の苦手な野菜をこっそり食べてあげることもある。ただ、人見知りする自分に真っ先に声をかけてくれた感謝も忘れていない。 試合後、水野はにこやかに語った。 「仲のいい友だちの東なんで、やっぱり最後を任せてよかった」 水野の足が大事に至らなかった様子を見て、安心した表情の東は「次の試合も守備からリズムよく、しっかりバッティングにつなげていけたら」。 背番号4と14の友情が、三重に5年ぶりの勝利をもたらした。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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