反撃ムード断つ「外し」のサイン 智弁和歌山・山田「データ通り」2026年8月11日 19時25分内田快印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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(11日、第108回全国高校野球選手権大会2回戦 智弁和歌山2―1社) ここですよね。智弁和歌山の捕手、山田凜虎(りとら)がベンチに視線を送り、問いかけた。そうだな。中谷仁監督が目で返した。 七回に1点差に迫られ、なお1死三塁。カウントは1ストライクだった。次の投球、投手の長井心海(しんかい)にサインを送り、右打者の外角に大きく外した。 「本当にデータの通りにきた」。ヒットエンドランだった。バッターは空振り。飛び出した三塁走者を挟み込んでアウトにした。社の反撃ムードを鮮やかに断ち切った。 社との対戦が決まってから、山田は兵庫大会の映像を見た。「作戦系を仕掛けるカウントも研究していた」。初球ではなく、1ストライクや1ボールのときが多い。監督とも試合前にそのときが来たら外すと打ち合わせていた。 この日の試合展開も判断の材料になった。「両チームとも安打があまり出ていなかったので、ここは何としても1点を取りに来るだろうなというのは見えていた」 智弁和歌山は強打で名高い学校だ。原田夏希コーチは「(選手たちは)智弁に憧れてきているので、やっぱりバッティングが好きな子が多い」。だが、夏の甲子園では昨年まで2年連続で初戦敗退。中谷監督は「守備のほころびで負けている」と繰り返し訴えてきた。打撃好きな選手たちも、昨夏から守備練習に時間を割いてきた。 この日は内外野で好守を連発し、なおかつ無失策。山田は笑みをこぼしながら「3年連続初戦負けで和歌山に帰ることはできないと思っていた」。守りで勝った自チームを誇った。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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