記者も監督も目を離した一瞬 花巻東の赤間だけが見ていた本塁への道2026年8月9日 18時00分山口史朗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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(9日、第108回全国高校野球選手権大会1回戦 花巻東4―2新田) 緊迫した展開の中にも、一瞬の「エアポケット」があった。 花巻東、八回の攻撃。1点のリードはあるが、中盤以降は新田の反撃ムードが高まっていた。 無死から右中間への二塁打で出た赤間史弥は、暴投で三塁に進んでいた。 しかし、4番古城大翔は投直。痛烈な打球が相手投手の好捕に阻まれた。続く5番萬谷堅心の当たりは、右翼への浅い飛球。とても、タッチアップを狙う深さではない。 記者はスコアブックに萬谷の右飛を記すため、視線を落とした。手元のスマホに目をやった観客もいただろう。張り詰めた空気がつかの間、緩む。 赤間は違った。 「隙があったら、いこう」。三塁ベースを踏み直し、本塁方向へ数歩ステップしながら、新田の右翼手、二塁手の動きを観察した。 「ライトが二塁手に下からトスするのが見えた瞬間、いけると思った。セカンドも本塁に背中を向けていた」 180センチ98キロ。足に特別自信があるわけではない。ただ、「(先発投手の)萬谷を援護したい」という一心で駆けた。 「(本塁を狙われることは)ないだろうなと思った。気の緩みだった」と新田の二塁手、田頭颯真。右翼手の安永快は「気がついて田頭に『ホーム!』と叫んだときには、もう走者が半分くらい進んでいた」。 いかに一つ先の塁を奪うか。打てなくても点を取るか。「普段の練習から意識しているので」と赤間。点差、展開を考えても、とてつもなく大きな1点だった。監督「がっかりして下を向いた間に」 ○佐々木洋監督(花巻東) 「情けないことに、私が萬谷のライトフライにがっかりして下を向いた間に赤間が走っていた。私より冷静で感心しました」花巻東が誇る「牽制の神」 萬谷堅心は「先を見ずに」頂点めざす花巻東は小刻みに加点、3継投で初戦突破 新田は終盤の好機生かせず有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人山口史朗編集委員(高校野球)|高校野球、野球全般専門・関心分野野球全般、体操、競馬関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






