ストーリー第3回義実家でこき使われる私、我慢の限界 「助けに来て」夫の返事に絶句編集委員・岡崎明子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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「今晩はここで寝てね」 女性(53)が義母に案内されたのは、「物置」として使われている湿っぽい部屋だった。 20年ほど前、結婚のあいさつのために、夫(54)の実家を初めて訪ねたときのことだ。 思わず「え、ここですか?」と口に出すと、悪びれずに言われた。 「どこの馬の骨ともわからない女性ですから」 息子の婚約者にここまで言うものだろうか。その場は何とかやり過ごしたが、胸の奥に小さな違和感を感じた。 今思えば、あれがすべての始まりだった。この家には、いまだ昭和の「家制度」が息づいている――。そう気づくのに、時間はかからなかった。 たとえば結婚式。すでに式を挙げていたのに、義母から「こっちでも挙げて欲しい」と懇願された。夫は難関国立大卒で、地域では「神童」と呼ばれてきた有名人。お披露目しないわけにはいかないという。 当時は妊娠6カ月で、本音では断りたかったが、「こぢんまりとしたお食事会なら」と了解した。 ところが義母が選んだ会場は、円卓が並ぶホテルの大広間だった。金びょうぶの前で4時間、立ったり座ったりを繰り返し、料理には一切、口をつけられなかった。 式を終え、やれやれと思っていると義母が近づいてきた。「お墓は近くに買ってあるの。○○は長男だから、老後はよろしくね」 ここで「はい」と言ってはいけない。頭の中で警報が鳴り響き、「はぁー」と気の抜けた返事だけしてごまかした。 それでも東京で生まれ育った女性にとって、帰省できる田舎ができたことはうれしかった。最初の帰省の時までは。【連載】義実家のモヤモヤ なぜ義実家への帰省は、憂鬱な気分になったり、心がざわついたりするのか。この連載では、「モヤモヤ」の正体を、妻や夫、義母それぞれの立ち場から考えます。ここまで違う?「男衆」と「女衆」 義実家では朝6時に集合し…この記事は有料記事です。残り1817文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人岡崎明子編集委員|イチ推しストーリー編集長専門・関心分野医療、生きづらさ、ジェンダー、働き方関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする