印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアするAストーリーズ 祭りの灯 だれと続くのか(1) 夕空が広がる午後6時過ぎ、ねぶたに灯が入った。極彩色の造形に、荒々しい鬼神が見得を切る。

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やがて先導に続き、踊り手である「跳人(はねと)」たちが国道に流れ出す。「ラッセラー、ラッセラー」。幅9メートル、高さ5メートルに及ぶ「パナソニックねぶた」がゆっくり動き出した。 背面(送り)のプレートには、こう掲げられていた。 「皆様と歩んだ50回 長年ありがとうございました」【動画】最後の運行をするパナソニックねぶた=浅野哲司撮影 青森ねぶた祭の運行団体「パナソニックねぶた会」は今年、50回の節目を最後に歴史に幕を下ろした。最後の制作を任されたのは、ねぶた師の北村蓮明(れんめい)さん。「ねぶたは人々に喜びと感動を与えるものだな。精いっぱいやった」 華やかな祭りの陰で、祭りを支える基盤は静かに揺らいでいる。 東北三大祭りの青森ねぶた祭は、6日間で100万人を集める。有料観覧席や高額のプレミアム席を導入するなど観光資源としての価値は高まり、祭り自体は全国有数の集客力を誇る。 大型ねぶたを制作、運行するには1台あたり2千万円かかるといわれる。そのため企業や行政などが中心になり、運行団体を組織する。多くが協賛金でまかなわれる。 パナソニックの撤退は数年前から検討されていたという。パナソニックの担当者は「2027年度に蛍光灯の製造を終了するため、普及を目指したLED切り替えへの啓蒙(けいもう)活動の役割を果たした」と回答する。会社の業務負担の削減もあったという。 だが、撤退の理由は事業環境の変化だけではない。半世紀続いた「パナソニックねぶた」は、なぜ幕を下ろすことになったのか。そこには全国の祭りに忍び寄る「深刻な危機」がありました。関係者の証言から、華やかな祭りの陰で揺らぐ、真の理由に迫ります。揺らぐ土台 パナソニックだけの問題ではない 会の運営を支えてきた地域の…この記事は有料記事です。残り973文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人浅野哲司映像報道部専門・関心分野写真全般 人物写真 風景写真 街の変遷 ニュース 農業 関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする