ストーリー原爆漫才、会場に笑いと涙 「命の意義を舞台で」 お笑いコンビ挑戦2026年8月9日 14時00分印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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竹森巧さん(48)・阿部浩貴さん(49) 戦時下の暮らしがユーモラスに語られ会場が和むと、二人の掛け合いは雰囲気をがらりと変える。始まったのは、被爆した少年の苦難を描いた劇。熱のこもったせりふに観客はじっと耳を傾ける。 高校の同級生。戦争や地元・北海道のアイヌ民族問題がテーマの演目がウリだ。 15年ほど前。活動の行き詰まりを感じていたボケ役の竹森さんが、鹿児島・薩摩半島にある知覧特攻平和会館を訪れた。太平洋戦争末期、戦闘機で敵艦船に突っ込み、自爆した青年たち。遺影や遺書に圧倒され「命の意義や、感謝の気持ちを舞台の上で表現したい」と思った。 ツッコミ役の阿部さんは、「笑いと戦争は相性が悪い」と戸惑った。だが、長年続く相方の本気度を信頼した。完成した特攻隊のネタは各地で笑いと涙を誘った。 原爆のネタは長崎の被爆2世から依頼され2021年から続けている。裏には、1年にわたる被爆者たちへの聞き取り調査がある。「知ろうとすると自然と想像力が働く。戦時下の暮らしにも今と変わらない、何げない笑いがあった」と気づいた。 「本気で教育が絡むエンタメをやる」。活動に集中しようと22年、結成以来所属した吉本興業を退所し独立した。 若い人たちには風化する歴史や記憶と向き合ってほしい。気軽に見始めることができる漫才はその「入り口」になるのでは。公演を続けるなかで得た、二人の手応えだ。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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