永瀬アンナさんが落語を「つかんだ」瞬間 あかね噺の声に込めた思い川村貴大印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする【動画】アニメ「あかね噺」で主人公の桜咲朱音を務める声優・永瀬アンナさん=金居達朗撮影

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落語界に飛び込んだ女子高校生が成長していく姿を描く、週刊少年ジャンプ連載の漫画「あかね噺(ばなし)」(原作・末永裕樹、作画・馬上(もうえ)鷹将、落語監修・林家木久彦)がテレビアニメ化され、話題を呼んでいます。アニメで主人公・桜咲朱音(おうさきあかね)役を務める声優の永瀬アンナさんは、アフレコの約1年前から落語家に稽古をつけてもらい、基礎から芸を身につけました。「朱音の落語」にたどり着くまでの挑戦の日々について聞きました。 ――「あかね噺」と出会う前の落語の印象は 「落語は日本の伝統芸能で、『昔の文化に精通した人じゃないと楽しめないのかな?』と勝手に思っていたんです。ところが、『あかね噺』を読ませていただいて、実際に寄席にも行ってみると、そんなことは全然ありませんでした」 「落語は江戸時代の庶民を描いたものが多くて、自分と近い日常を過ごす人たちのおっちょこちょいな話や人情の話など、色んなお話が楽しめてすごく素敵だなと思いました」 ――初めて寄席で落語を聴いた感想は 「すごく面白かったです。お客さんの中には寝ている人もいるし、ご飯を食べている人もいれば、隣の人と一緒にクスクス笑い合っている人もいる。皆さんにとって寄席は心安らかになれる場所なんだなと感じました」 「噺家さんたちも、それぞれ全然違うタイプで、15分間ずっと漫談をされる人もいれば、1本の映画のような泣けるお話をされている方もいました。お客さんがこんなに自由に楽しめて、噺家さんがこんなに自由に表現できる場が寄席なんだと、目からうろこでした」演劇部だったのに ――永瀬さんは落語監修の林家木久彦師匠に落語を教わったそうですね 「2025年2月からお稽古が始まりました。師匠が披露してくださった噺を録音して、自分で文字に書き起こして覚えて、それを師匠に見ていただきました。ダメ出しをもらったところをブラッシュアップして、合格したら次の噺に行くという流れで、全部で8席覚えました」 ――苦労したところは 「まず、噺を覚えるのがすごく大変でした。私は中学、高校と演劇部だったので、覚えるのは得意だと思っていたんですけど、全ての登場人物を1人でやるなんて、今まで一度もやったことがなくて(笑)。さらに、自分の表情や落語ならではの手ぶり、所作を全部意識しながらやるのが本当に難しかったです」 「1席目に教わったのが『つる』という噺でした。私の焦りとやる気がすごかったのか、2日で覚えて、3日目には師匠に見ていただいたんですけど、最初はもうダメダメでしたね」 「自分が落語をやっている姿…この記事は有料記事です。残り1633文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません