インタビュー異色の落語漫画「あかね噺」にワンピースの影響 作者が明かした秘話川村貴大印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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落語界に飛び込んだ女子高校生が成長していく姿を描く、週刊少年ジャンプ連載の漫画「あかね噺(ばなし)」がテレビアニメ化され、話題を呼んでいます。漫画の原作を務める末永裕樹さん、作画を担当する馬上(もうえ)鷹将さんは、この「落語×少年漫画」という異色の取り合わせに挑んだ作品にどんな思いを込めているのか。誕生秘話から今後の展開まで、様々な角度からインタビューしました。前後編に分けて紹介します。まずは前編です。 ――「あかね噺」が生まれた経緯は 末永「元々はバレエをする男の子を主人公にした別の漫画のネーム(漫画制作における下書き)を描いて、連載会議に向けて準備していました。それがボツになって、また新しくネームを作るとなった時に、『バレエ漫画のヒロインに考えていたキャラクターが好きだったな』と思い、彼女で何か作れないか、というところから始まりました」 ――ヒロインの名前は 末永「全く同じ桜咲朱音で、天才バレエダンサーみたいなキャラクターでした。気が強くて、ギャルみたいな女の子というのは当初から変わっていなかったので、パッと見の印象で最もギャップがあるものは何なんだろうと考えた時に、『落語をやらせてみたら面白いんじゃないか』と思いつきました」 ――「落語」と「ジャンプ」は異色の取り合わせです 末永「そこに関しては、覚悟を持って臨んだみたいなものは一切なかったですね。理由は二つあって、まず私が今までに、お笑いを題材にピン芸人や文化祭でコントをする高校生を主役にした漫画を描いていて、読者アンケートの結果も結構良かったので、『(落語も)いけるだろう』というのが一つありました」 「あとは、『ヒカルの碁』や『アイシールド21』もそうですが、ジャンプに対して『漫画としてはマイナーなジャンルでも、ちゃんと面白ければ人気が取れる雑誌』『面白さをちゃんと評価してくれる読者がついている雑誌』というイメージがあったので、『面白ければいけるだろうな』という信頼がありました」「あかね噺」高校生の桜咲朱音は、6年前に落語家の父を破門にした重鎮・阿良川一生に父の芸を認めさせるため、父の師匠・阿良川志ぐまに入門を志願。最高位の真打ちをめざす。2022年から連載中。 ――落語に抱いていた印象は 末永「正直に言えば、何か印象を持っていたわけではありませんでした。自ら足を運んで聞きに行こうという意識もなかったですね」「笑い」だけじゃない ――「あかね噺」の企画段階で落語と向き合うようになったと 末永「最初に(古今亭)志ん…この記事は有料記事です。残り1489文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません






