コラム・寄稿ビデオ検証で判定が変わったとき、審判のあるべき心境は 夏の甲子園2026年8月8日 20時50分室田賢印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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この夏の甲子園で、高校野球の公式戦で初めてビデオ検証が導入された。 大会第3日(7日)の有明―立命館宇治、立正大淞南―長崎日大で用いられたが、2度とも判定は変わらなかった。初めて判定が変わったのは3度目となる第4日(8日)の白樺学園―東日大昌平だった。 1―1の九回2死一、二塁。二塁への牽制(けんせい)がタッチアウトと判定されたが、二塁走者だった東日大昌平の小内壱晟(3年)がベンチにアピールした。 「セーフっぽいなとは思ったけど、アウトと言われても仕方ないと思った上で、ここで使うしかない、と。頼むからセーフになってくれと思って監督にお願いしました」と振り返る。 判定はセーフに変わった。小内は、打者の左前安打で本塁にかえって勝ち越した。 ただ実際、判定が変わらなかった場合でも監督や選手には納得感が漂っていた。 検証を要求したが、タッチプレーがセーフとの判定が変わらなかった立正大淞南の太田充監督は「そもそも一番近くで見てジャッジしてくれていますから。あいまいな部分がなくなってよかった」とうなずいた。 検証を監督に求めた遊撃手の佐多遼珂(3年)も「映像を見て、確かにセーフだなって。すっきりできた」と話した。 審判委員は仕事をしながら時間を作って、鍛錬を続けている。毎試合後に反省会を開き、互いに指摘し、技術の向上に余念がない。 どれほど経験を積んでも、判定が変わるときはある。審判委員はどのような心境でいればいいのか。尾崎泰輔・審判副委員長はこう語っていた。 「正しい判定を選手に返すことができて良かったな、と思ってほしい。他に職業を持ちながらグラウンドに立たしてもらっていて、選手たちに喜んでもらうのが一番なので。審判はみんな、そうだと思います」 もやもやを残さず、次のプレーへと切り替える。選手や監督、そして審判委員が前を向いているように、見ている側もそうでありたい。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人室田賢スポーツ部|高校野球担当専門・関心分野スポーツ、社会関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






