インタビュー聞き手・森本未紀印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする【動画】乃木坂46池田瑛紗さん・フェルメール展インタビュー=有元愛美子、石橋聖也撮影
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今夏に来日する、オランダの画家ヨハネス・フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。少女の何が、私たちをひきつけるのか。東京芸術大学美術学部に通う、アイドルグループ「乃木坂46」の池田瑛紗(てれさ)さんに、魅力を語ってもらいました。 ――この絵のどこが好きですか。 謎なところが多いのがすごくひかれる部分です。背景は真っ黒に溶け込んでいて、この少女が一体何者なのか、何歳なのか、どういったシーンなのかもあまり分かっていない中で、ただこの目線だけが見ている側の私たちをまっすぐ射抜いている。この構図が、やはり長年人々の心を捉えて離さない理由なんじゃないかなと思います。 一見、情報量が少ない絵のように見えて、実は多いんです。私はこの目のハイライトの入れ方がすごく好きで、普通なら目の中の黒目の位置に対してハイライトが入る部分は一緒にすると思うんですけど、少しずれているんですよ。これが多分この少女の個性になっている。本当に人を見て描いていないと描けない部分だと思います。この目線の持つ力のリアルさを、すごく引き立たせているんじゃないかなと思います。 この青いターバンの光と影の移り変わる稜線(りょうせん)のような部分にも、フェルメールは特に注力して作品を制作したんじゃないでしょうか。稜線の部分は光やその余白の空気感を描写するのに、すごく大切で、やはりそこはすごいなと思います。 この1枚を見るだけで、本当にたくさんのことが学べますね。言葉として表すのはすごく難しいと思うんですけど、私が言ったことは多分この絵を見た方は全員何となく思っていることだと思います。その一つ一つを書き起こせばフェルメールの何かが見えてくるんじゃないでしょうか。 ――どんな場面を描いた作品だと思いますか。 ふと、こちらを見つめてきた瞬間を切り取った絵なんじゃないかと思います。カメラの構図についても勉強したことがありますが、ポートレートというより、スナップのワンショットを描写したんじゃないかと。次の一瞬にはもう別のところをこの少女は見ているんじゃないかと思うぐらい、色彩や描写の一つ一つが繊細で、もう時間がすぐに動き出しちゃうんじゃないかというような、緊迫感すら感じさせます。 ――少女の心の声を想像してください。 ちょっとした吐息、吐息と声の半分半分みたいな声を出してその表情をしているだろうなって私は思います。数秒ずれたらもうターバンの見せる表情だったりとか、その口のちょっと開いた感じとかも全部違って見えるんだろうなって。ちょっと、声をかけてみたいな。 もし私がアイドルにスカウトしても、「興味ない」って言いそう。何だかそういう素っ気なさもありそうな気がします。でも、どんな子なんだろうなってずっと考えてしまいますね、やっぱり。 ――乃木坂46のメンバーなら誰と似ていると思いますか。 そうですね、4期生の筒井あ…この記事は有料記事です。残り1166文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません






