インタビューアルビレックス強化本部長に聞く 中規模クラブの世界との向き合い方河野正樹印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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サッカーのJリーグは7日に新シーズンが始まる。シーズンの開幕が春から夏に変わり、サッカーの本場で移籍が盛んな欧州にあわせる形となった。中規模のクラブのチーム作りに変化はあるのか。8日に敵地でRB大宮アルディージャとの開幕戦を迎えるJ2アルビレックス新潟の寺川能人強化本部長に手応えを聞いた。平穏だったチーム編成 ――ワールドカップで日本の選手の評価が上がるなか、アルビレックスは、この夏に選手が大きく入れ替わることはありませんでした。チーム作りは順調でしたか。 「冬に新しい選手が7人来て、既存の選手もあまり引き抜かれませんでした。この夏に無理に入れ替えるという気持ちはありませんでした」 「この何年か、シーズンが終わるとメンバーが大きく変わっていました。こんなに落ち着いていたのは初めてかもしれません」 ――J1昇格という大目標があります。どのようなチームにしたいと思いますか。 「ここ数年、自分たちでボールを持つというサッカーをやり、J1に上がりました。それを続けていこうとしましたが、昨年はうまくいかず、降格しました」 「降格したことは事実なので、プラスアルファを作って少し変えていかないといけません。もちろん、こだわる部分にはこだわりたい。基本に戻り、しっかりハードワークしてスピード感のある攻撃スタイルもやはり必要だと感じています」百年構想リーグでの収穫 ――今年春から半年間続いた百年構想リーグでチームの状況はいかがでしたか。 「(アルビレックスでプレーし、20歳以下日本代表の監督を務めた)船越優蔵監督に新しく来てもらい、スタートしました。ただ当初は、どうしても今までの感じが抜けきらず、どこか中途半端になっていました。順位は7位。優勝を目指していたので、満足いくものではありませんでした」 ――逆に、昇降格がないからこその成果はありましたか。 「戦い方という部分ではすごく大きかったと感じます。選手が入れ替わると、戦い方が整理されていくのにかなり時間がかかります。百年構想リーグでずっとブレずに伝えてきたことが、最後の5、6試合で浸透し始めました」 ――新シーズンは冬の時期にも試合があります。練習がままならず、敵地での試合も続く環境はどうでしょうか。 「やってみないとわからないというのはありますが、(豪雪地帯もある)この地域でやっている宿命なので、順応していかないといけない」 ――新シーズンに向けた手応えはありますか。 「百年構想リーグを通じて、思っていた以上のプレーをしてくれた選手もいました。補強の面でも良かったかなと思います。新シーズンは、ボールを持つこととスピード感のある攻撃の両方できるチームを目指します」毎年のように海外へはばたく選手がいます。そうした希望を持つ選手たちとどう向き合い、チームをどう強化していくのか。中規模のクラブが世界の移籍市場にどう対応していくかを聞きました。欧州を目指す若手が持つ共通点 ――日本の選手のレベルが上がり、欧州のクラブにも注目されるようになりました。 「この何年かで、アルビレッ…この記事は有料記事です。残り1340文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません